日本色材工業研究所
トータル・サポート・フォーメーションに強みを持つ化粧品OEMメーカー「日本色材工業研究所」の特徴や品質管理体制について調査しました。
日本色材工業研究所の強み
トータル・サポート・フォーメーションの構築
日本色材工業研究所は、化粧品メーカーの製品を生産するOEM製造であり、製品開発の段階から受託するODMメーカーでもあります。
そのため、商品企画から研究開発、生産まで一貫したサポートが可能です。クライアントをトータルサポートするために、各分野が綿密に連携をとり、フォーメーションを取ることで、高い品質を維持できる体制を作っています。
メイド・イン・フランスのコスメ
2000年2月、フランスの医薬品・化粧品OEMメーカー「テプニエ社」を子会社にしました。これによって、世界が注目するフランス製のコスメティックブランドを手掛け、国内はもとより、海外のユーザーにも高い付加価値の商品を提供しています。
さらに巨大なマーケットでもあるアメリカ、将来の成長が期待できるアジアへも積極的なアプローチをし、海外での生産体制の確立と販売のグローバルな展開を目指しています。
日本色材工業研究所の品質管理体制
国内および海外向け品質保証基準
グローバルな展開を目指す日本色材工業研究所は、高い品質保証に取り組んでいます。ISO22716「化粧品GMPガイドライン」、GQP(Good Quality Practice)とGVP(Good Vigilance Practice)の認証を取得しています。さらに、座間工場とつくば工場では、FDA(アメリカ食品医薬品局)の21CFR210/211に登録されており、より高い水準にあるc-GMPへの取り組みを強化しています。
部門間のトラブル防止
日本色材工業研究所には、営業・研究開発・生産・品質保証の部門があります。各部門の相互連携を図るのはもちろん、設計から生産、ユーザーの使用に至る製品ライフサイクルに起こりうるトラブルを事前に予測し、発生防止に取り組んでいます。
日本色材工業研究所の技術力
高い調色の技術力
口紅やリップグロス、アイシャドウやマスカラ、ファンデーションやチークなど、コスメの中でもカラーが多様な化粧品を多く手掛ける日本色材工業研究所。
カラーバリエーションだけでなく、形状や剤型などが多種多様なため、調色には高い技術力を要します。多いものでは1シリーズで数十色もの調色が必要な場合もあり、原料や色素の粒子の違い、混合時の温度条件などに合わせて希望の色を出すための、高い技術を持っています。
対応可能な製品カテゴリ
- 医薬部外品
- 化粧品
- 健康食品
- その他
日本色材工業研究所の対応力
ロングセラーから限定品まで
原材料調達から、バルク製造、充填、包装仕上げ、検査まで一貫して受託できるトータルシステムがあります。そのために、生産ではベストセラーやロングセラーのための大量生産から、限定品や季節商品の小ロット生産まで、生産ラインを効率良く柔軟にコントロールできます。
時代が求める化粧品を化学の力で
クライアントの要望にあった的確なプロトタイプを作れるのは、コンセプトづくりの段階から参加し、長い歴史の中で積み上げてきた膨大なデータとノウハウを駆使して時代のトレンドやニーズの変化にいち早く対応できる商品企画力があるからです。
さらに求められる商品を、よりよい形で提供し続けていく研究開発力で、世界へ向けた化粧品づくりに結びつけています。
日本色材工業研究所のOEMの流れ
1.原料・材料調達
商品に合わせた原料・材料を調達します。
2.受入検査
調達したものの受入検査を行います。
3.バルク製造
コンセプトに基づいたバルクを製造します。
4.バルク検査
完成したバルクに様々な検査をします。
5.充填
容器にバルクを充填します。
6.検査
出来上がった商品を検査します。
7.包装仕上げ
商品を包装して仕上げます。
8.製品検査
最終的な製品の検査を行います。
参照元:日本色材工業研究所公式HP
(http://www.shikizai.com/japanese/index.html)
日本色材工業研究所の会社概要
所在地 | 東京都港区三田5-3-13(本社・研究センター) |
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設立年 | 1957年 |