東洋新薬
医薬部外品の開発に強みを持つ化粧品OEMメーカー「東洋新薬」の特徴や品質管理体制について調査しました。
東洋新薬の強み
医薬部外品開発をスピーディにサポート
東洋新薬では健康食品におけるトクホ(特定保健用食品)の許可取得を数多く扱っている経験を活かし、化粧品の医薬部外品においても各種申請手続きのノウハウによりスピーディに医薬部外品開発を行えます。
厚生労働省への申請、許可承認を受けるまでの時間や労力、さらに承認されないリスクを削減し、迅速な医薬部外品の開発が可能です。
中国などアジア一帯へのビジネス
インバウンドや越境EC市場が拡大する中、東洋新薬では中国をはじめアジア一帯への越境ECや、中国においての一般貿易などのサポート体制を構築しています。
海外での販売に必要な各種許可証や証明書の作成、化粧品NMPA(旧CFDA)の申請代行やサポート、代理店を通じた販路開拓や輸出の支援など、商品の企画・設計から製造、輸出、販売促進まで、一貫してサポートできます。
東洋新薬の品質管理体制
NSFによるGMP適合施設の認証取得
佐賀県の鳥栖工場では、WHO(世界保健機構)の協力機関であるNSF Internationalにより、食品や水、屋内環境に国際的な基準を構築した厳しい適合評価であるアメリカ標準規格のGMP適合施設の認証を取得しました。
ISO9001取得のほか、NSF、GMPの認証取得したことは、世界をターゲットにすることを視野に入れ、国際的な品質の信頼を得ることを目的としています。
原材料から出荷まで一貫した品質管理体制
化粧品のほか、健康食品や医薬品の開発も行う東洋新薬では、農産物の管理から原料製造、製剤、包装、出荷にいたるまで一貫した製造体制を取っています。
厳しく定められた衛生基準に基づき、一貫して行うことですべての工程に責任を持ち、信頼される高品質の製品を生み出しています。
東洋新薬の技術力
新しい乳化技術「三相乳化」
神奈川大学によって開発された、界面活性剤を必要としない乳化テクノロジー「三相乳化」。従来の乳化と異なり、物質固有の性質に依存することなく、粒子の大きさ・形だけに依存する新しい乳化技術です。
これにより、肌への負担を軽減し、独自のテクスチャーを実現しました。
ほかにも、東京大学、京都大学、九州大学などと産学連携を行い、研究開発、実用化に向けて取り組んでいます。
対応可能な製品カテゴリ
- スキンケア
- メーキャップ
- ヘアケア
- 医薬部外品
- その他
東洋新薬の対応力
ODMメーカーからODEMへ
東洋新薬は、ODMメーカーとして、研究・開発を行ってきましたが、これまでに培ったノウハウを活かしてOEM事業へ応用し、さらに拡大しています。
これまでの強みであったODMを、より満足度の高いOEMと掛け合わせた「ODEM(オデム)」という新しいビジネスモデルに挑戦し、世界市場に対応できるよう事業展開をしています。
3タイプの医薬部外品開発に対応
2013年から2016年まで、4年連続で医薬部外品承認品目数 年間第1位を獲得している東洋新薬※。
既に承認済みの医薬部外品を採用するスピードタイプ、東洋新薬のベース処方と顧客希望のエキスを配合して申請をするオリジナルタイプ、新規で処方開発を行うプレミアムタイプの3タイプから、医薬部外品化粧品の開発が行えます。
※参照元:東洋新薬公式HP(https://www.toyoshinyaku.co.jp/gnc-activ/quasi_drug/)東洋新薬のOEMの流れ
1.コンサルティング
コンセプト、テクスチャー、デザインなど要望や戦略をヒアリング。
2.企画提案
イメージを具現化し、商品企画と販売戦略が連動した提案をします。
3.処方・試作
満足のいく使用感や効果感を実現していきます。
4.評価
完成品をヒト評価試験にかけ、化粧品としてのエビデンスを検証します。
5.諸法規関連業務
薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)、知的財産管理、各種申請などのサポート。
6.製造
医薬品製造基準に準拠した品質管理体制で製造します。品質検査も実施。
参照元:東洋新薬公式HP
(https://www.toyoshinyaku.co.jp/)
東洋新薬の会社概要
所在地 | 佐賀県鳥栖市弥生が丘7-28(本部・鳥栖工場) |
---|---|
設立年 | 1997年 |