東洋ビューティ
エビデンスのある商品開発に強みを持つ化粧品OEMメーカー「東洋ビューティ」の特徴や品質管理体制について調査しました。
東洋ビューティの強み
エビデンスのある商品開発
東洋ビューティは、研究開発部門に評価部門(機能性評価・安全性評価・微生物評価部門)を備えています。これにより、科学的根拠に裏付けられた製品の開発が可能。
機能性化粧品が、どのようにヒトの肌へ作用するかを探求し、科学的データに基づいた製品を開発しています。
営業・研究・生産の連携
大阪を拠点に、イノベーションセンター、東京支店、上野工場・宇都宮工場/研究所・佐賀工場と、各地に営業・研究・生産の拠点を持つ東洋ビューティ。
各研究所や工場は独自のオンラインシステムで連携されており、フレキシブルでスピーティに情報をやりとりしています。各分野がリアルタイムにデータ連携することで、多種多様なニーズに迅速に応えています。
東洋ビューティの品質管理体制
受注から納品まで一貫した品質管理システム
開発段階では安全性評価・安定性評価・機能性評価を行い、生産段階では、資材・原料の受入検査・調合・バルクの品質検査、オンライン検査、オフライン検査、出荷段階では、出荷前検査・出荷後の管理と、自社で一貫した品質管理システムを構築しています。
特に開発段階の安全性試験には、ヒトの肌で実際に実験を行うなど、より刺激の少ない製品のために原料、製剤両面からのテストを行っています。
各国際標準化機構の認証を取得
東西に3拠点4工場を保有し、2001年には品質マネジメントシステムISO9001認証取得、2006年に環境マネジメントシステムISO14001認証取得、2016年に化粧品-GMPガイドラインISO22716認証取得をしています。
幅広い顧客ニーズに応えるとともに、徹底した生産工程での衛生面に配慮し、スピーディでフレキシブルな生産体制を整えています。
東洋ビューティの技術力
新規成分の開発
科学的根拠のある化粧品開発をするため、基礎研究部門では企業や大学などと連携して研究を行い、新規成分の開発を行っています。
その結果、熱安定性に優れ、水・油との相溶性がいい両親媒性ビタミンC誘導体である「Funcos C-IS」の開発に成功。エイジングケアを中心に、種々の基礎化粧品やメークアップ化粧品に使用できます。
対応可能な製品カテゴリ
- スキンケア
- ヘアケア
- ボディケア
東洋ビューティの対応力
関西・関東に研究拠点
本拠地大阪にある「イノベーションセンター中央研究所」では、新規・機能性素材の研究から、製品開発、評価、顧客への提案までを行う総合研究所です。
さらに宇都宮第一工場内に併設された「宇都宮研究所」では、生産現場に開発部門があることで処方開発から試作、量産化までが迅速に行えます。
さまざまな条件を想定した品質チェック
ただ製品を開発するだけでなく、その製品を長く安心して使ってもらうために、さまざまな条件を想定し、実使用で問題がないか厳しくチェックしています。
年度測定器、pH測定器、恒温インキュベーターなどの測定機器での評価だけでなく、外観や色、におい、使用感などの官能的評価も実施し、内容物との適合性検証・観察まで行っています。
東洋ビューティのOEMの流れ
1.顧客要望のヒアリング
顧客の要望をヒアリングし、トータルサポートをします。
2.化粧品の企画・試作・開発
研究スタッフが試作・改良・検討を繰り返しながらコンセプトに沿った処方開発を行います。
3.プレゼンテーション
企画提案専門部門が、ストーリー性のある化粧品の企画を提案します。
4.安定性・安全性・機能性評価
安定性・安全性を厳しくチェックし、処方の有効性を確認するテストを行います。
5.諸法規チェック
容器・包装資材の表示内容の法令適合チェック、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)、景品表示法などを厳しくチェックします。製造販売届の申請も代理で行います。
6.生産・商品化
少量多品種から大量生産まで、多様な生産体制で商品の生産を行います。
7.納品
高い品質基準をクリアした商品だけを納品いたします。
参照元:東洋ビューティ公式HP
(https://www.toyobeauty.co.jp/)
東洋ビューティの会社概要
所在地 | 大阪府大阪市中央区久太郎町4-1-3 大阪御堂筋ビル4階(本社) |
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設立年 | 1941年 |